証券分析 第5問 Ⅰ-問6オプションを用いた投資戦略に関する問題
オプションを用いた以下の投資戦略のうち、原資産の価格が高くなればなるほど満期時点の利益が大きくなるものはどれですか。ただし、用いるオプションの 原資産および限月は同一のものとする。
- バーティカル・ブル・プット・スプレッド
- プロテクティブ・プット
- カバード・コール・ライト
- ストライドの売り
解答
解答:C
投資戦略
投資戦略 | ポディション | 効用 |
---|---|---|
プロテクティブ・プット | 原資産買い+プットOP買い | 原資産価格上昇時の利益を一部放棄し、原資産価格下落時の損失を限定させる |
カバード・コール・ライト | 原資産買い+コールOP売り | 原資産価格上昇時の利益を限定するかわりに、原資産価格下落時に、原資産だけを保有していた場合に比べ、OP料分損益が上昇する |
ストラドルの買い | コールOP買い+プットOP買い
※同一原資産、同一行使価格、同一満期 | 原資産価格が大きく動いたときに利益がえられる |
ストラドルの売り | コールOP売り+プットOP売り
※同一原資産、同一行使価格、同一満期 | 原資産価格があまり動かなかったときに利益がえられる |
ストラングルの買い | コールOP買い+プットOP買い
※同一原資産、異なる行使価格(コールの行使価格の方が高い)、同一満期 | 原資産価格が大きく動いたときに利益がえられる
※ストラドルに比べ価格が動かなかった場合の損失が一定のレンジで限定される |
ストラングルの売り | コールOP売り+プットOP売り
※同一原資産、異なる行使価格(コールの行使価格の方が高い)、同一満期 | 原資産価格があまり動かなかったときに利益がえられる
※ストラドルに比べ価格が動かなかった場合の利益が一定のレンジで限定される |
バーティカル・ブル・スプレッド | 行使価格の低いコール買い+行使価格の高いコール売り 行使価格の低いプット買い+更新価格の高いプット売り | 異なる行使価格のコール同士、プット同士のうち一方を売却し、他方を同量購入し強気相場の場合に利益がでる戦略 |
バーティカル・ベア・スプレッド | 行使価格の低いコール売り+行使価格の高いコール買い 行使価格の低いプット売り+行使価格の高いプット買い | 異なる行使価格のコール同士、プット同士のうち一方を売却し、他方を同量購入し弱気相場の場合に利益がでる戦略 |





