証券分析 第6問 Ⅲ-問3ポートフォリオの銘柄選択効果に関する問題
株式と債券の資産クラスに投資した投資家のポートフォリオの1年間のパフォーマンスは、図表1の通りである。
ポリシーミックスの組入比率 | ポートフォリオの組入比率 | ベンチマークの収益率 | ポートフォリオの収益率 | |
---|---|---|---|---|
株式ファンド | 40.0% | 30.0% | 6.0 | 9.0 |
債券ファンド | 60.0% | 70.0% | 3.0 | 2.5 |
ポートフォリオ全体の銘柄選択効果はいくらですか。
- 0.1%
- 0.4%
- 0.9%
- 1.2%
- 1.5%
解答
解答:C(0.09-0.06)×0.4+(0.025-0.03)×0.6=0.009=0.9%
ポートフォリオのパフォーマンス要因
Wpi・・・ポートフォリオの資産iの組入比率Wbi・・・ベンチマークの資産iの組入比率
Rpi・・・ポートフォリオの資産iのリターン
Rbi・・・ベンチマークの資産iのリターン
①資産配分要因(資産配分効果)
ポリシーミックスの資産組入率とポートフォリオの資産組入率の差にベンチマークのリターンをかけたもの。
(Wpi-Wbi)×Rbi
②銘柄(ファンド)選択要因
ポートフォリオのリターンとベンチマークのリターンの格差から生じる要因。
(Rpi-Rbi)×Wbi