証券分析 第6問 Ⅰ-問1確率分布に関する問題

確率分布に関する次の記述のうち、正しくないものはどれですか。

  • 正規分布は、平均と分散という2つの数値を与えれば分布の形が確定する。
  • リターンが正規分布に従う2銘柄を組み合わせたポートフォリオのリターンは、必ずしも正規分布に従うとは限らない。
  • 正規分布の歪度はゼロである。
  • 標準正規分布の分散は1である。

解答

解答:B

複数の正規分布の線形結合は、正規分布になる。

■分散・・・データの散布度を示すものとして、データの平均値との差 (偏差) の2乗を平均したもの
■標準偏差・・・分散の平方根をとったもの
■歪度・・・確率論および統計学において、分布の非対称性を示す指標である。正規分布であれば左右対称であるため歪度は0となる。
■標準正規分布・・・平均が0、分散が1である正規分布のこと。

分散と標準偏差