証券分析 第4問 Ⅲ-問5 デュレーションとコンベクシティに関する問題
固定利付債はすべて年1回利払いで、現在は利払い直後である。また、国債のスポットレートは残存1年が3.00%、残存2年が3.50%、残存3年が4.23%である。
銘柄名 | 残存年数(年) | 額面(円) | クーポンレート(%) | 価格(円) | 信用スプレッド(%) | 最終利回り(%) | 修正デュレーション | コンベクシティ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
社債1 | 3 | 100 | 0 | 問1 | 2.30 | ☆ | 2.82 | 10.57 |
社債2 | 2 | 100 | 5 | ☆ | 0.01 | 3.50 | 問2 | 問3 |
社債3 | 3 | 100 | 2 | 93.84 | ☆ | ☆ | 2.82 | 10.75 |
デュレーションとコンベクシティに関する次の記述のうち、正しくないものはどれですか。
- マコーレー・デュレーションはキャッシュフローの平均残存年数である。
- 修正デュレーションは、最終利回りの変化が微小な場合、債券価格の変化率がその何倍かを近似した尺度である。
- 修正デュレーションは、一般にマコーレー・デュレーションより大きな値となる。
- 一般的な固定利付債券では、最終利回りの上昇・下落にかかわらず、コンベクシティは債券価格の正の変化として影響する。
解答
解答:C
修正デュレーションはマコーレー・デュレーションを(1+最終利回り)で割ったものなので、一般的にマコーレー・デュレーションの
方が大きい値となる。