証券分析 第3問 Ⅲ-問2 EPSとDPSに関する問題

図表1は、A社の1株当たり指標と自己資本を示すものである。投資家の要求収益率は15%で一定、サステイナブル成長率を10%とする。 ROE,配当性向はそれぞれ一定とする。A社は負債を持たず配当支払い以外の資本取引を行わない。配当は期末に支払われる。

図表1 A社の1株当たり指標
第1期第2期第3期
1株あたり利益(EPS)5055問2
1株あたり配当(DPS)3033問2
1株あたり留保利益2022
1株あたり残余利益2022問5
1株あたり期首自己資本(BPS)200220問5

第3期の1株当たり利益(EPS)と1株当たり配当(DPS)はそれぞれいくらですか。

  • EPSは55.0円、DPSは33.3円。
  • EPSは60.0円、DPSは33.3円。
  • EPSは60.0円、DPSは36.3円。
  • EPSは60.5円、DPSは36.3円。

解答

解答:D

サステイナブル成長で配当性向が一定なので、利益もサステイナブル成長率で成長する。よって、1.1×55=60.5
DPSも同様に33×1.1=36.3