証券分析 第2問 Ⅲ-問3 売上高営業利益率とCFに関する問題



U社は売上総利益率の低い食品の売上構成比が業界でも高いが、営業利益率は業界平均との差異が縮小している。U社はメーカー商品を、消費者自らが 選んで購入するセルフ販売で扱っている。



図表2から、U社は売上高利益率の改善に比べて売上高営業キャッシュフロー比率の改善が小さいことがわかる。考えられる理由として、正しくないものはどれですか。

  • 減価償却費の増加。
  • 法人税の増加。
  • 棚卸資産の増加。
  • 買入債務回転率の上昇。

解答

解答:D

減価償却費の増加は、営業キャッシュフローの増加要因である。その他の候補は、 全て営業キャッシュフローの減少要因となる。よって、Aが誤り。
棚卸資産の増加はキャッシュアウトしたが売れてなくキャッシュインがない状態なので、 営業キャッシュフローの減少要因である。
買入債務回転率の上昇は、買入れたものの支払日数が短くなったということなので、キャッシュが すぐにでていく状態になったので、営業キャッシュフローの減少要因である。