経済 第3問  問8 国の予算に関する問題

国の予算に関する次の記述のうち、正しくないものはどれですか。

  • 国の予算は、一般会計予算、特別会計予算、政府機関関係予算からなり、国会に一括して提出され議決を得る。
  • 年度の開始前に本予算が成立しない場合、本予算成立までの必要最低限の出費をまかなうために作成されるのが暫定予算である。
  • 年度の途中で経済情勢の変化や天災地変が起こった場合、内閣は緊急に補正予算を作成して執行することができ、国会からは決算の 承認を得ればよいことになっている。
  • 国の予算との整合性を確保するため、予算と並行して地方公共団体の歳入歳出を標準的な方法で集計した地方財政計画が作成される。

解答

解答:C

  • 正しい。
  • 正しい。
  • 本予算も暫定予算も補正予算も国会の議決が必要である。
  • 正しい。
■本予算・・・①一般会計予算、②特別会計予算、③政府機関関係予算の3つからなり、当該年度開始前に一括して国会に提出される。
①一般会計予算・・・社会保障、教育、公共事業などの国の基本的機能にかかわる施策にかかわる経費を計上する。
②特別会計・・・国が特定の事業を行ったり、特定の資金を保有して運用を行ったりする際に、一般会計と別管理するために設けられた予算。
③政府機関関係予算・・・国民生活金融公庫、日本政策投資銀行等の政府が全額出資している7つの政府金融機関の予算。
■暫定予算・・・本予算成立までの必要最低限の出費のための予算。本予算成立が遅れた場合に組まれる。 ■補正予算・・・年度の途中に、経済情勢の変化、天災地変等により当初の予算内容を変更する場合に組まれる予算。