経済 第2問  問Ⅳ-2 ライフサイクル仮説に関する問題

ライフサイクル仮説に従う家計に関する次の文章を読み、以下の問1と問2に対する答えとして最も適切なものをA~Eの中から1つ選んで、答案用紙 の該当箇所をマークしなさい。

40年間現役で働き、退職後20年生きる家計を考える。この家計は毎年一定の税引後所得525万円を受取り、退職後の所得はゼロである。 この家計はライフサイクル仮説に従って、毎年の消費を一定に保つように行動する。この家計では遺産を残さないものとする。また、利子率(割引率)や インフレ率はゼロと仮定する。

この家計は就職と同時に積立て方式の年金に加入し、現役時代は毎年60万円の保険料を収め、老後は毎年120万円の年金を受け取ることにした。 このとき年金に加入しなかったときと比べ、年間の消費の変化はいくらですか。

  • 30万円減少
  • 10万円減少
  • 変化なし
  • 10万円増加
  • 30万円増加

解答

解答:C
保険料が40×60万円=2400万円、老後の20年で受取る年金が20×120万円=2400万円。よって、消費の変化はなし。