経済 第2問 問Ⅰ-4 設備投資の決定理論に関する問題
設備投資の決定理論に関する記述のうち、正しいものはどれですか。
- 投資の限界調整費用は、投資額が大きくなるほど増加する。
- 投資の調整費用を考慮すると、最適な投資量は限界収益率と限界調整費用が等しくなる点として求められる。
- 利子率が高いと最適投資水準も高くなる。
- 限界調整費用が低いと最適投資水準も低くなる。
解答
解答:B
- 生涯所得によって消費を決定している場合、一時的な減税は消費刺激効果を持たない。
- 正しい。
- ライフサイクル仮説では、生涯を通じた所得によって消費の水準が決められる。
- 流動性制約にある場合には、消費は当期の可処分所得との関係が強くなる。
■投資理論
限界調整費用・・・投資規模が上昇したときに追加的に必要となる費用であり、投資の増加関数である。
投資による資本価値増加・・・投資を行うことにより増える資本価値の増加。投資の減少関数である。
投資量を横軸に、費用、資本価値増加を縦軸にとった場合に、「限界調整費用」と「投資による資本価値増加」が
交わる点が最適な投資量を表す。