経済 第2問  問Ⅰ-12 貯蓄投資差額(国民経済計算)に関する問題

日本の貯蓄投資差額(国民経済計算では「純貸出/純借入」と表記)に関する次の記述のうち、正しいものはどれですか。。

  • 1970年代前半まで、家計部門の貯蓄投資差額の黒字額は企業部門の赤字額にほぼ見合っていた。
  • 1980年代後半のバブル期、企業部門の営業余剰が急増し、貯蓄投資差額は大幅な黒字となった。。
  • バブルが崩壊した1990年代以降、企業部門による過剰な借入の返済のため、貯蓄投資差額は大幅な赤字となった。
  • 現在、企業部門の海外での直接投資や投資家等の海外証券投資により、海外部門の貯蓄投資差額は黒字となっている。

解答

解答:A

  • 正しい。
  • 1980年代後半のバブル期、設備投資が大幅に増加したために企業部門の貯蓄投資差額は大幅な赤字。
  • バブル崩壊後は設備投資を抑制したために企業部門の貯蓄投資差額の赤字が縮小し、逆に黒字化に向かった。
  • 現在の海外部門の貯蓄投資差額は赤字であり、これは日本の経常収支の黒字を意味している。