経済 第1問 問Ⅲ-1 市場需要曲線と市場供給曲線に関する問題

市場需要曲線がX=4-P、市場供給曲線がX=Pで表される場合、以下の記述の( )に入る数値として、正しい組合せはどれですか。 なお、Xは数量、Pは価格を表す。
完全競争市場の市場均衡価格は(ア)となる。もしも市場需要曲線がX=6-Pとなった場合、市場均衡価格は(イ)だけ上昇する。

  • ア 2、イ 1
  • ア 2、イ 2
  • ア 2.5 イ 1
  • ア 2.5 イ 2

解答

解答:A

X=4-P・・・(1)、X=P・・・(2)の二式を連立方程式で解くと、P=2となる。よって、市場均衡価格は2。
次に需要曲線がX=6-P・・・(3)となった場合は、(2)と(3)の連立法定式をといて、P=3となり、需要曲線が(1) であった場合にくらべ1だけ上昇している。よって(イ)は1。
■市場均衡・・・下記三条件を満たす状態
(ⅰ)すべての需要主体は、均衡価格のもとで需要したいと思う数量を需要している。
(ⅱ)すべての供給主体は、均衡価格のもとで供給したいと思う数量を供給している。
(ⅲ)均衡価格のもとでは、市場全体の需要量と供給量は一致している。

■完全競争市場と独占の違い・・・完全競争市場では供給者1社が供給量を増減させても価格に影響を及ぼさないが 独占の場合は供給者1社の供給量の増減が価格に影響を及ぼす。独占企業が供給をあげた場合、価格を下げなければ 売れない。