経済 第1問 Ⅰ- 問6 スクリーニングに関する問題

スクリーニングに関する記述のうち、正しいものはどれですか。

  • 逆選択の状況において、情報優位にある主体が、自ら何れかの行動を取ることで、情報劣位にある主体に 情報を伝えようとすること。
  • 逆選択の状況において、情報劣位にある主体が、情報優位にある主体に何れかの行動をとらせることで、 情報を得ようとすること。
  • モラル・ハザードの状況において、情報優位にある主体が特定の行動を自ら取る誘因を持つような契約を結ぶこと。
  • モラル・ハザードの状況において、情報優位にある主体が特定の行動を取るように情報優位にある主体が監視すること。

解答

解答:B

  • シグナリングの説明。
  • 正しい。
  • インセンティブ契約の説明。
  • モニタリングの説明。
  • 解答:B

    逆選択問題

    ■逆選択・・・一方が他方よりも少ない情報しか持っていないことから生じる問題。
    ■モラルハザード・・・一方が他方の行動について限られた情報しか持てないことから生じる問題。
    ■シグナリング・・・逆選択の状況において情報優位にある主体が何らかの行動をとって自らの質に関する情報を情報劣位にある主体に伝えようとすること。
    ■スクリーニング・・・逆選択の状況において情報劣位にある主体が情報優位にある主体に情報を伝えるシグナルを求めること。

    プリンシパル・エージェント問題

    エージェント(経営者)が必ずしもプリンシパル(株主)の利益とならない行動をとってしまい問題を引き起こすこと。 対策としては下記がある。
    ■インセンティブ・・・経営者が株主のために働きたいと思うような誘引を与える。
    ■モニタリング・・・経営者の行動を監視する。