経済 第1問 Ⅰ-問3 消費者行動に関する問題

消費者行動に関する記述のうち、正しいものはどれですか。

  • ある財の価格が上昇したとき、代替効果はその財の需要を増やす。
  • 所得が増加すると、各財の消費量は必ず増加する。
  • 必需品の方が嗜好品よりも、需要の所得弾力性は小さい。
  • 所得効果が正のときは、需要の所得弾力性は常に1より大きい。

解答

解答:C

  • ある財の価格上昇により、相対的に割高となるため、その他の消費財の需要を増やす代替効果が発生する。
  • 所得の増加とともに、消費量が減るような劣等財がある。
  • 正しい。
  • 必需品においては所得弾力性は1より小さい。
  • 解答:C

    ■代替効果・・・消費財1の価格下落によって、消費財1が消費財2に比べて、相対的に割安になるこれによりもたらされる効果。
    ■所得効果・・・消費財1の価格下落によって、選択可能な組み合わせの範囲が拡大し、所得が増加したのと同様の効果がもたらされる。
    ■正常財(上級財)・・・所得の増加とともに消費量が増加する財。
    ■劣等財(下級財)・・・所得の増加とともに消費量が減少する財。
    ■需要の所得弾力性・・・所得の増加率に対する需要の増加率。所得弾力性が1より大きい財を贅沢品、1より小さい財を必需品とよんで 区別する。